CS ぼくらはみんな生きている 化学物質過敏症

人に優しく 自分にも優しく 感謝の毎日

娘のこと

 化学物質過敏症と診断された際、医師から家族について話しがあり体質が似るから気をつけたほうがよいとアドバイスされました。

 私には娘が2人います。次女は少し過敏で私と同じく匂いが!と反応しています。きちんと学校に通えていますがたまに頭痛があり薬を内服しています。学校では音楽室のカーペットの匂いがダメで入れないと話しています。部活も音楽室に入れず廊下で一人練習したりお友達の隣に並べず端に立つとかもあったようで辞めてしまいました。学校はそれぞれの生徒がそれぞれ好きな香りを使っているので本当に大変な匂いになっているようです。無香料な無臭で学校に行っても帰ってきたら強い匂いを纏って帰ってきます。私は娘のリュックもペンケースもお手紙も苦しくなります。

 長女は匂いなんてわからないという普通のレベルなようです。元々、化学の勉強がしたいと希望を持ち進学し学生寮に入りました。専攻を決める際にも体質が似ると言われているのに化学系に行って大丈夫なのだろうかと親として心配にはなりましたが、娘のしたいことが一番だと考え体質は似るということは伝えましたがうるさくは言いませんでした。結果、本人の希望通り化学系に進級。

現在の問題は女子寮。洗濯機も共同で洗濯物も他人の香りが移香している状態です。たまに娘が自宅に帰宅したり私が寮の部屋にお邪魔するとまあまあ、凄い匂いですね。これは私が我慢我慢です。一人暮らしはできないし娘は寮の生活を楽しめているのでこれはこれでよしとしています。

 

全ての若い娘世代から赤ちゃん世代まで化学物質のせいで勉強できない、学校にいけないということがないようにみんなの意識を変えていかなくてはならない時期に来たと思っています。香りは自己満足だけではいけない。周りに危害を加えているかもしれません。